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    該商品所屬分類:外語 -> 外語
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    321-467
    【優惠價】
    201-292
    【作者】 (日)石黑圭,楊秀娥,費曉東,董芸,田佳月 
    【所屬類別】 圖書  外語  日語  日語教程 
    【出版社】外語教學與研究出版社 
    【ISBN】9787521347968
    【折扣說明】一次購物滿999元台幣免運費+贈品
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    內容介紹



    開本:16開
    紙張:膠版紙
    包裝:平裝-膠訂

    是否套裝:否
    國際標準書號ISBN:9787521347968
    叢書名:無

    作者:(日)石黑圭,楊秀娥,費曉東,董芸,田佳月
    出版社:外語教學與研究出版社
    出版時間:2023年09月 


        
        
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    編輯推薦

    《日語學術寫作與研究方法》依據《外國語言文學類教學質量國家標準》和《普通高等學校本科日語專業教學指南》的培養目標和能力要求,結合外語教學的最新發展理念設計、編寫而成。《日語學術寫作與研究方法》由日本國立國語研究所學者石黑圭監修,中山大學楊秀娥副教授、北京外國語大學費曉東副教授為首的多家高校學者分工合作編寫,以培養學生運用日語進行學術論文寫作的能力為目標,將語言學習與知識探究有機融為一體,具有 “啟發延展,學思並舉”的特色。致力於引導學習者通過自主學習、合作探究、互評互學相結合的方式開展拓展練習和過程反思,拓展批判性思維,同步提升學術素養與論文寫作的實踐技能。

     
    內容簡介

    《日語學術寫作與研究方法》以培養學生運用日語進行學術論文寫作的能力為目標,注重提升學生學術寫作的專業能力。本教材包含18課,分為“學術寫作篇”和“研究方法篇”兩大部分。“學術寫作篇”按照論文寫作的準備階段、實施階段、總結核查階段詳細講述了各階段論文寫作過程中需要注意的問題,繫統介紹學術論文寫作的完整流程;“研究方法篇”介紹了各類常用的研究方法,由易到難,循序漸進。本教材以拓寬學生視野,提高學生的邏輯推理、批判性思維和歸納總結能力為目標。培養學生就某一研究課題廣泛收集素材,撰寫大綱,運用適合的研究方法進行學術寫作、研究的能力。學習者通過本教材的學習,可以了解日語學術論文寫作的策略,熟悉學術論文研究的一般規則。

    作者簡介
    石黑圭,博士、日本一橋大學言語社會研究科教授、日語國立國語研究所教授。主要研究方向有談話分析、寫作教育等。在國內外學術期刊發表論文發表著作40餘冊,代表作有《わかりやすく書ける作文シラバス》《日本語教師のための実踐?作文指導》《論文?レポートの基本》等。主持多項日本國家級大型科研項目,發表近百篇國內外學術期刊論文。
    楊秀娥,博士,中山大學外國語學院副教授。研究方向為日語教育學、第二語言習得。在國內外學術期刊上著有多篇論文,出版專著《日本語表現力と批判的思考力を育むアカデミック?ライティング教育》(2018年,ココ出版),主持2022年度國社科項目“中國日語專業大學生的多語論證能力發展研究”,2018年度教育 部基金項目“日語專業本科生雙語學術寫作教學模式研究”。
    費曉東,博士,北京外國語大學日語學院、北京日本學研究中心副教授。研究方向為日語教育學、二語習得。在國內外學術期刊上著有多篇論文,出版專著、譯著多部。主持、參與北京市、教育 部社會科學基金項目,在研2023年度北京外國語大學校級項目“基於課程思政專題的外語專業研究生學術寫作教學實踐研究”。指導的碩士學位論文獲得2021年度、2022年度中國日本學研究“卡西歐杯”全國優秀碩士論文評審日語教育領域一等獎。

    石黑圭,博士、日本一橋大學言語社會研究科教授、日語國立國語研究所教授。主要研究方向有談話分析、寫作教育等。在國內外學術期刊發表論文發表著作40餘冊,代表作有《わかりやすく書ける作文シラバス》《日本語教師のための実踐?作文指導》《論文?レポートの基本》等。主持多項日本國家級大型科研項目,發表近百篇國內外學術期刊論文。


    楊秀娥,博士,中山大學外國語學院副教授。研究方向為日語教育學、第二語言習得。在國內外學術期刊上著有多篇論文,出版專著《日本語表現力と批判的思考力を育むアカデミック?ライティング教育》(2018年,ココ出版),主持2022年度國社科項目“中國日語專業大學生的多語論證能力發展研究”,2018年度教育 部基金項目“日語專業本科生雙語學術寫作教學模式研究”。


    費曉東,博士,北京外國語大學日語學院、北京日本學研究中心副教授。研究方向為日語教育學、二語習得。在國內外學術期刊上著有多篇論文,出版專著、譯著多部。主持、參與北京市、教育 部社會科學基金項目,在研2023年度北京外國語大學校級項目“基於課程思政專題的外語專業研究生學術寫作教學實踐研究”。指導的碩士學位論文獲得2021年度、2022年度中國日本學研究“卡西歐杯”全國優秀碩士論文評審日語教育領域一等獎。


    董芸,博士,深圳大學外國語學院講師。研究方向為日語寫作、二語習得。在國內外學術期刊上著有多篇論文,如“日本語學習者の作文における並列?継起の接続表現の習得”(《國立國語研究所論集》第19號)。


    田佳月,博士,西安外國語大學日語文化經濟學院講師。研究方向為日語教學、教育心理等。在國內外學術期刊上著有多篇論文,如《中國人留學生の學術レポート執筆不安とその変化:學習背景の違いに著目して》(《専門日本語教育》第21號)。主持陝西省社會科學界聯合會外語專項課題等研究項目。                            

    目錄
    目次
    學術寫作篇
    第 1 課 研究的基礎 2
    第 2 課 研究課題的設定 9
    第 3 課 引言的撰寫 19
    第 4 課 文獻檢索的方法與流程 28
    第 5 課 文獻綜述的撰寫 36
    第 6 課 研究方法的選取與撰寫 47
    第 7 課 研究結果的分析與撰寫 61
    第 8 課 討論的撰寫 70
    第 9 課 結語的撰寫 77
    第 10 課 全文的推敲 83
    研究方法篇
    第 11 課 訪談調查的基本方法 90

    目次
    學術寫作篇
    第 1 課 研究的基礎                           2
    第 2 課 研究課題的設定                       9
    第 3 課 引言的撰寫                          19
    第 4 課 文獻檢索的方法與流程                28
    第 5 課 文獻綜述的撰寫                      36
    第 6 課 研究方法的選取與撰寫                47
    第 7 課 研究結果的分析與撰寫                61
    第 8 課 討論的撰寫                          70
    第 9 課 結語的撰寫                          77
    第 10 課 全文的推敲                         83
    研究方法篇
    第 11 課 訪談調查的基本方法                 90
    第 12 課 訪談調查的數據分析與結果撰寫       99
    第 13 課 資料描述研究的基本方法            108
    第 14 課 資料描述研究的數據分析與結果撰寫  114
    第 15 課 語料庫研究的基本方法              120
    第 16 課 語料庫研究的數據分析與結果撰寫    125
    第 17 課 實驗研究的基本方法                130
    第 18 課 實驗研究的數據分析與結果撰寫      138

    前言
    序文
    本書の背景
    本書は、中國の大學に在籍し、日本語教育の実踐を行っている4名の研究者と、日本の國立國語研究所で日本語教育の研究を行っている監修者が協力して開発した、新時代にふさわしいアカデミック?ライティングの教材です。本書は、「質の高い教育」を提供するため、『普通高等學校本科日語専業教學指南』で求めている「批判的思考力、研究能力、創新能力」の育成を目指しています。本書の対像者は、アカデミック?ライティングを授業で學んでいる日本語専攻の學部3?4年生、獨學で日本語を學んでいる非日本語専攻の學部生、および日本語のアカデミック?ライティングの基礎を確認したい大學院生です。
    本書の作成メンバーは次のとおりです。
    石黒 圭(日本國立國語研究所?総合研究大學院大學教授、一橋大學連攜教授)
    楊 秀娥(中山大學副教授)

    序文
    本書の背景
    本書は、中國の大學に在籍し、日本語教育の実踐を行っている4名の研究者と、日本の國立國語研究所で日本語教育の研究を行っている監修者が協力して開発した、新時代にふさわしいアカデミック?ライティングの教材です。本書は、「質の高い教育」を提供するため、『普通高等學校本科日語専業教學指南』で求めている「批判的思考力、研究能力、創新能力」の育成を目指しています。本書の対像者は、アカデミック?ライティングを授業で學んでいる日本語専攻の學部3?4年生、獨學で日本語を學んでいる非日本語専攻の學部生、および日本語のアカデミック?ライティングの基礎を確認したい大學院生です。
    本書の作成メンバーは次のとおりです。
    石黒 圭(日本國立國語研究所?総合研究大學院大學教授、一橋大學連攜教授)
    楊 秀娥(中山大學副教授)
    費 暁東(北京外國語大學副教授)
    董 芸(深圳大學講師)
    田 佳月(西安外國語大學講師)
    確かな情報の作り方
    大學は何を學ぶところでしょうか。中國の大學の日本語専攻等で學ぶみなさんは、日本語を學ぶところだと考えるかもしれませんが、日本語は目的ではなく手段です。大學が日本語を學ぶところではなく、日本語で何かを學ぶところです。では、大學は、日本語で何を學ぶところでしょうか。私は大學を、確かな情報の作り方を學ぶところだと考えています。
    私たちはふだんインターネットの世界で暮らしています。インターネットは情報の寶庫であり、最新の情報に満ちていますが、同時にウソやデマ、フェイクニュースであふれかえっています。そうした間違った情報を鵜呑みにしてしまうと、私たちの生活は間違った方向に進んでしまい、悲慘な結果を招きます。私たちが健全に生き、幸せになるためには、ウソやデマの情報は遠ざけ、確かな情報に基づいて生きることが重要です。
    確かな情報は、私たちが學んだ小學校から高校までの學校の教科書に載っています。私たちは、學校で確かな情報を學んで社會に出ていくのです。もし教科書にウソが載っており、學校の先生がウソを教えていたとしたら、私たちは何を信じて生きていけばよいのか、わからなくなるでしょう。その教科書の內容は、大學で行われる研究というものの成果が反映されたものです。その意味で、大學の研究が教科書を作ると言っても過言ではないでしょう。
    大學は、教科書に載せるための確かな情報を生みだしてきましたし、今でも研究をとおして最新の確かな情報を生みだしつづけています。大學に入學してそこで學ぶということは、私たちもまた確かな情報を作りだす営みの一員になるということです。高校までは私たちは確かな情報の受信者ですが、大學に入學して學べば、私たちは確かな情報の作り方の基礎が身につき、さらに大學院に進めば、確かな情報の発信者になれるのです。そうした大學の役割は、洋の東西を問いませんし、中國でも日本でもまったく違いはありません。
    私たちの多くは、大學の4年になると、大學4年間の學びの集大成として卒業論文を書くことになります。卒業論文は、私たちは大學の4年間で確かな情報の作り方の基礎を學んだ証拠であり、優れた卒業論文が書ければ無事卒業となります。本書は、読者のみなさんが卒業論文を書けるようになることを応援する本です。
    卒業論文を書くために必要なのは、「考える」「調べる」「書く」という三つの柱です。本書はこの三つをトレーニングし、研究の方法を身につけることを目指します。
    「考える」段階
    まず、「考える」ですが、まずは研究とは何かを知るために、第1課「研究の基礎」を読むとよいでしょう。第1課を読めば、研究とは何かが、その意義も含めてより詳しくわかります。そのうえで、第2課「研究テーマの設定」を読んでみましょう。大學の研究でもっとも魅力的な點は、自分で研究テーマを決めてよいことです。高校までの學びは與えられた問いを解くしかなかったのですが、大學での學びでは自分で問いを立てることが認められます。しかし、いきなり問いを立ててよいと言われても、どうしてよいかわかりませんので、まずはこれまでの卒業生が立てた問いを學ぶところから始めましょう。そして、さまざまな問いを學ぶなかで自分が本當にやりたい研究テーマが見えてきたら、それを自分の言葉で表現してください。そのときには、第3課「『はじめに』の書き方」がきっと役に立つことでしょう。
    「調べる」段階
    つぎに、「調べる」に移ります。研究をする場合、調べなければならないのは、文獻と資料です。文獻というのは先行研究とも呼ばれ、自分が立てた研究テーマについてすでに行われた研究を調べる必要があります。研究は、今までに世界の誰も明らかにしたことがない発見を見つけて書くという心ときめく営みですが、そのためにはすでにある研究を下敷きにして、自分の発見がそこで誰も見つけていないことを示さなければなりません。そのためには、膨大な數の研究を參照し、それらを研究史としてまとめ、自分の新しい発見をその研究史に位置づける必要があります。インターネット等を用いて膨大な數の研究を収集する方法については第4課「文獻検索の方法とプロセス」を、研究史を編んでそこに自分の発見を位置づける方法については第5課「文獻レビューの書き方」をそれぞれ參考にしてください。
    文獻を「調べる」ことが終わったら、次に資料を「調べる」必要があります。確かな情報を作るには、資料、すなわちデータという事実に基づいて自己の主張を論証する必要があります。世の中に広がるウソやデマは、データに基づかない主張や、にせのデータに基づく主張からできています。だからこそ、私たちは本物のデータである事実に基づく主張を作らなければなりません。これが研究でもっとも大事な勘どころです。そのために、データの収集の方法と分析の方法を十分に學ぶことが欠かせないわけです。そのことを、第6課「研究方法の選び方と書き方」と第7課「研究結果の分析と書き方」で學びます。
    ただし、データの収集方法と分析方法は専門分野によって異なります。第6課と第7課で學ぶのは、日本語専攻をはじめとする文科繫の學部生がもっともよく使う研究方法の一つであるアンケート調査ですが、それ以外にも、専門分野の目的や対像に応じて多様なデータの収集方法と分析方法が存在します。本書の後半では、そうした多様な研究方法を広く紹介するために【研究方法実踐編】を設けていますので、ぜひ參考にしてください。
    たとえば、たくさんの人間の考え方を広く知りたい場合は、社會學などでよく用いられる第6課と第7課のアンケート調査が有力ですが、一人の人間の考え方を深く知りたい場合は、心理學などでよく用いられるインタビュー調査が有力です。アンケート調査のような量的アプローチだけでなく、インタビュー調査のような質的アプローチにも精通しておくことは重要であり、第11課「インタビュー調査の方法の基本」と第12課「インタビュー調査のデータ分析」で學ぶことができます。
      一方、日本語専攻の場合、人間だけでなく、人間が使う言語について研究したいという學生もきっと多いでしょう。そこでは、言語學の分析方法を學ぶ必要があります。言語學の伝統的な分析方法は記述的なアプローチと呼ばれ、言語がコミュニティのなかで実際にどのように使用されているかを人手で客観的に丁寧に記述し、分析を行うものです。これにたいして、近年、コーパスと呼ばれる大量の書き言葉?話し言葉のデータベースが整備され、人手によらずコンピュータを用いて統計的な手法で言語データを分析するコーパス言語學のアプローチが盛んになっています。記述とコーパスという二つのアプローチは、言語を分析する場合に知っておくべき二本柱であり、記述的なアプローチについては第13課「記述的研究の方法の基本」と第14課「記述的研究のデータ分析」で、コーパスを用いたアプローチについては第15課「コーパス研究の方法の基本」と第16課「コーパス研究のデータ分析」でそれぞれ學ぶことができます。
    なお、人間の行動を知りたい場合には、多くの専門分野で用いられる実験的なアプローチも有力です。実験的なアプローチについて知りたい人は、第17課「実験研究の基本方法」と第18課「実験研究のデータ分析」を參照してください。この第17課と第18課では統計的な手法についても詳しく説明されているので、実験的なアプローチに限らず、統計的な手法について知りたい人に広く役に立つ課となっています。
    もう一度「考える」段階
    このようにデータの収集方法と分析方法は専門分野によって多様なわけですが、先行研究となる文獻と分析の材料となる資料を調べ、分析をして終わるほど簡単なものではありません。実際に研究を進めるときは、「考える」「調べる」「書く」という三つの段階に単純に分かれるものではなく、三つの段階を行ったり來たりするものです。とくに「考える」は「調べる」「書く」ときにも考えるわけで、研究のあいだはずっと「考える」から離れることはできません。
    私たちが研究をする場合、「調査」⇒「分析」⇒「考察」という段階を経るのが一般的です。データを収集する「調査」、収集したデータから問いの答えを導出する「分析」だけでなく、答えに至った理由を検討する「考察」という段階を欠かすことはできません。
    第8課の「考察の書き方」では、分析結果に至った過程を考える「考察」という段階について學びます。分析結果をそのまま書くだけでは、研究としての深みが生まれません。分析結果を多様な角度から検討し、考え抜いて初めて研究としての価値が見えてきます。「調べる」から「書く」に至る段階に、「考察」という「考える」段階がもう一度入ることは強調しておく必要があるでしょう。
      そして、論文の最後に、研究の流れを最初から最後まで通して一貫性を確認し、調査?分析?考察を踏まえ、結論をまとめる段階があります。それが第9課「結論の書き方」になります。ここまでくれば、考える作業も終わりを迎えます。
    「書く」段階
    「考える」段階だけでなく、「書く」という段階も、研究のすべての過程にわたります。卒業論文の典型的な章立てと、本書の目次の対応関係を示しておきましょう。
    卒業論文の典型的な章立て 本書の目次
    「はじめに」 第3課「『はじめに』の書き方」(第1課、第2課も參照)
    「先行研究と本研究の位置づけ」 第5課「文獻レビューの書き方」(第4課も參照)
    「研究の方法と資料」 第6課「研究方法の選び方と書き方」(第11課、第13課、第15課、第17課も參照)
    「分析の結果」 第7課「研究結果の分析と書き方」(第12課、第14課、第16課、第18課も參照)
    「結果の考察」 第8課「考察の書き方」
    「おわりに」 第9課「結論の書き方」
    ここからわかるように、本書を順に學べば、自然と卒業論文の構成が身につくようになっています。
    なお、第10課「論文の最終校正」は、論文を書きおわったあとに文章全體をまとめて推敲する方法について示した章です。長い卒業論文も一つのまとまった作品であり、全體として首尾一貫していなければなりません。料理であれば、どんなに上手に作っても、盛りつけ次第で、おいしそうな料理にも、まずそうな料理にもなります。卒業論文の仕上げの方法については本書の最後で學び、確かな情報を完成させましょう。
    日本語で卒業論文を書く意味
    確かな情報の作り方を學ぶのに日本語學科特有の方法はありません。分野によって多少の違いはありますが、どの學科でもある程度共通した方法があります。それならば、なぜ日本語で卒業論文を書く必要があるのでしょうか。私たちが慣れ親しんだ中國語で書いてもよいのではないでしょうか。
    私たちがあえて日本語で卒業論文を書く意味は、「考える」「調べる」「書く」という作業を日本語で行うことにより、私たちの思考が豊かになるところにあります。もちろん、中國語だけでも「考える」「調べる」「書く」という作業は十分にできますが、その作業は中國語というフィルターを通してしかできず、一面的になりがちです。しかし、日本語でもその作業ができるようになると、その人の思考に多様性が生まれ、視野が広がる利點があります。
    私たちは思考をするとき、言語を使います。思考が言語によって規定されることは、昔からよく知られています。中國語しかできない中國人が思考をすると、中國式の思考から逃れられませんし、反対に、日本語しかできない日本人が思考をすると、日本式の思考に囚われてしまいます。しかし、日本語ができる中國人が思考をすると、中國式の思考と日本式の思考の両方ができるので思考が複眼的になり、両者の融合によって新たな発想を生みだすことも可能です。
    たとえば、中國式の論文では一般に大きな話が好まれます。研究意義を書くときに、大局的な見地から書かれる傾向があります。一方、日本式の論文は一般に細部の意義を強調する傾向があります。しかし、中國式の論文も日本式の論文も書ける人は、大局的な論文でありながら、細部も大切にする論文が書けるわけです。つまり、両方の文化のいいとこ取りができるようになるわけです。
    AIによる自動翻訳が全盛の現代、外國語を學ぶ意味は、コミュニケーション能力の育成か的で批判的な思考の醸成に移りつつあります。私たちが複數の言語を學び、異なる文化の座標軸を持つことで、両者の長所が頭のなかで融合して新たな発想の開拓につながる。そのために、私たちは外國語を學ぶのです。
    本書は、中國國內の大學學部を卒業したあと、日本で大學院生活を送って日本語で博士號を取得し、中國に戻って中國語で論文を書くようになった4名の大學教師がそれぞれの體験に基づき、協力して執筆したものです。日本語で「考え」、日本語で「調べ」、日本語で「書く」ことの意義について本書をつうじて學んでいただければ、筆者一同、それに勝る喜びはありません。本書を活用して、ぜひ世界で一つだけの卒業論文を執筆する役に立ててください。
    最後になりますが、外語教學與研究出版社総合語種出版支社の杜紅坡副支社長、張思維編集員から多大のサポートをいただいたことに謝意を表します。ありがとうございました。
    2023年6月筆者を代表して
    石黒圭(日本國立國語研究所教授)

    書摘插畫
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